九星気学の吉方位の調べ方|本命星・月命星と方位盤を重ねる手順
吉方位を自分で絞るために、本命星・月命星、年盤・月盤、五黄殺・暗剣殺・破・命殺、五行の吉関係を確認する順番を実例で解説します。
「今年の吉方位は東」と書かれた記事を見て、そのまま東へ行こうとしてへんか。九星気学の吉方位は、全員共通で一年固定の方角やない。
本人の本命星・月命星と、移動する時期の年盤・月盤・日盤を重ね、先に五黄殺・暗剣殺・破・本命殺・月命殺などを外す。その後、残った方位に回る九星が、自分の二つの星と相生・比和になるかを見る。
この記事では、本命星一白水星・月命星三碧木星の人が、2026年の年盤から北東を「次に月盤で確認する候補」へ絞るところまで実演する。吉方位を一発で当てる記事やなく、自分の候補を根拠つきで残す手順やで。
吉方位を調べる基本式
本人の星 × 時期の盤 × 凶方位の除外 × 五行関係 × 現実の移動条件
必要なものは次の五つ。
- 本命星
- 月命星
- 出発地と目的地
- 移動する年・月・日
- 年盤・月盤・必要なら日盤
本命星だけ、年盤だけを見ても最終判定にはならへん。引っ越しや長期滞在なら年盤と月盤を重く見て、日帰りの小さな外出なら月盤・日盤も目的に合わせて使う。

ステップ1|本命星と月命星を出す
本命星は生まれ年を立春で区切って出す。月命星は、本命星3グループと節入り月の交差で出す。
練習例は1990年7月24日生まれ。
- 本命星:一白水星
- 月命星:三碧木星
月命星まで必要なのは、方位に回る九星が本命星だけでなく月命星にも吉関係かを確認するためや。
ステップ2|移動の大きさに合う盤を選ぶ
引っ越し・長期滞在
年盤を骨格、月盤を実行時期として重ねる。日を選べる場合は日盤も確認する。
宿泊旅行
年盤と月盤を確認し、出発日の日盤を補助にする。
日帰り外出
月盤と日盤を中心にする方式がある。距離・滞在時間の基準は流派で違うため、採用ルールを記録する。
通院・避難・介護・仕事上の必須移動
安全、医療、生活上の必要を最優先する。方位のために治療や避難を遅らせへん。これは長い注意書きやなく、用途の順番や。
ステップ3|出発地点から八方位を取る
方位は現在地ではなく、移動の起点から目的地への直線方向で見る。一般的な八方位は、北・北東・東・南東・南・南西・西・北西。
地図は上が北。九星盤の図は南を上に描く伝統的な表記もあるため、盤の上下をそのまま地図へ重ねない。方位名で対応させる。
自宅から目的地までの方位角が境界付近なら、住所を市区町村だけで取らず、緯度経度または地図の地点で確認する。候補を少し内側へずらすのも方法や。
ステップ4|万人共通の凶方位を先に外す
五黄殺
その盤で五黄土星が回る方位。五黄が中宮なら方位としての五黄殺は出ない。
暗剣殺
五黄土星が回る方位の反対側。五黄が中宮の盤では、暗剣殺も方位として出ない。
歳破・月破・日破
その年・月・日の十二支と反対側の方位。年盤なら歳破、月盤なら月破、日盤なら日破と呼ぶ。
吉関係の星が回っていても、これらが重なる場合は先に候補から外す方式が一般的や。
ステップ5|本人固有の凶方位を外す
本命殺・月命殺
自分の本命星・月命星と同じ九星が回る方位。
本命的殺・月命的殺
本命星・月命星が回る方位の正反対。
「自分と同じ星なら吉」と考えやすいが、方位判定では命殺として除外する方式がある。最大吉方の五行判定より先に確認しよう。
ステップ6|残った九星と五行関係を見る
九星の五行は次のとおり。
- 水:一白
- 木:三碧・四緑
- 火:九紫
- 土:二黒・五黄・八白
- 金:六白・七赤
吉関係として、生気・退気・比和を見る方式がある。
- 生気:相手の星の五行が自分を生む
- 退気:自分の五行が相手の星を生む
- 比和:同じ五行
ただし、自分と同じ九星は命殺、五黄土星は除外するなど、方位固有の規則を先に適用する。
通し例|一白水星×三碧木星の2026年盤
2026年は立春から一白水星が中宮に入る年盤として読む。九星を飛泊させると次の配置になる。
| 方位 | 回る九星 |
|---|---|
| 中宮 | 一白水星 |
| 北西 | 二黒土星 |
| 西 | 三碧木星 |
| 北東 | 四緑木星 |
| 南 | 五黄土星 |
| 北 | 六白金星 |
| 南西 | 七赤金星 |
| 東 | 八白土星 |
| 南東 | 九紫火星 |
1|年盤の凶方位を外す
南は五黄土星が回るため五黄殺。北はその反対で暗剣殺。2026年は午年なので、その反対の子方にあたる北は歳破も重なる。
一白水星は中宮なので、この年盤では本命殺の方位はない。月命星三碧木星は西に回るため、西が月命殺、反対の東が月命的殺になる。
除外候補は、南・北・西・東。
2|残る方位を見る
北西の二黒土星、北東の四緑木星、南西の七赤金星、南東の九紫火星が残る。
3|本命星一白水星との関係
一白は水。四緑の木は水が生む退気、七赤の金は水を生む生気。北東の四緑と南西の七赤が候補になる。
4|月命星三碧木星との共通点
三碧は木。四緑も木で比和。七赤は金で、金剋木の関係になる。両方へ吉関係となるのは四緑木星。
年盤で残る候補
北東・四緑木星。
ただし、これは2026年の年盤だけで絞った候補。実際の旅行・転居日は、月盤で北東に何が回り、月破・月命殺などがないかを確認する。年盤の北東を見ただけで、2026年中いつでも吉方位と確定はせえへん。


北東が出た、はい出発、やないで。これは年盤の一次候補。移動する月の盤で、もう一回ふるいにかけるんや。
ステップ7|月盤・日盤と現実条件で確定する
北東候補を、移動月の盤で同じ順に確認する。
- 北東に五黄殺・暗剣殺・月破がないか
- 本命星一白・月命星三碧の命殺がないか
- 北東に回る九星が二つの星へ吉関係か
- 日を選ぶ場合は日盤でも大きな凶がないか
- 出発地から目的地が北東の範囲へ入るか
- 距離、滞在、交通、安全、費用に無理がないか
月盤が北東を除外するなら、年盤候補でもその月は使わず、別の月または別方位を検討する。「年・月・日が全部完全な吉」だけを探して予定が動かない時は、移動の大きさに合わせて優先する盤を決める。

最大吉方・大吉方の違い
用語の定義は流派で差があるが、この記事では次で統一する。
- 最大吉方:方位に回る九星が本命星と月命星の両方へ吉関係
- 大吉方:本命星へ吉関係だが、月命星とは共通しない
「最大」が必ず大成功、「大吉方」が弱いという順位表やない。本人のどの層と調和するかの区分として使う。凶方位が重なる場合は、名称より除外を優先する。
引っ越し・旅行・散歩で見方を変える
引っ越し
生活の基盤が長く変わるため、年盤・月盤、家族全員の事情、契約日、交通、費用を丁寧に見る。候補日を方位だけで一日に絞らない。
宿泊旅行
年盤と月盤で候補を作り、日盤を補助にする。旅の目的、滞在時間、帰宅後に始める行動も決める。
日帰りの散歩
大きな転居と同じ重さで扱わず、月盤・日盤を楽しみながら使う。現実の安全と体調を優先し、方位へ出た後に一つ整える行動をする。
方位メモの書き方
本命星:
月命星:
移動目的:
出発地:
目的地:
方位:
年盤の九星・凶方位:
月盤の九星・凶方位:
日盤を使う場合:
五行関係:
距離・滞在:
帰宅後に始めること:
「北東が吉」だけで保存せず、誰が・いつ・どこから・どこへ・何の目的で動くかを一緒に残す。

よくある質問
吉方位は毎年同じですか?
年盤が毎年変わり、本人の本命星・月命星でも候補が変わる。同じ人でも月と日で判定が変わる。
家族で吉方位が違う時は?
家族全員の安全と生活条件を優先し、一人の最大吉方だけで引っ越しを決めない。共通して大きな凶を避けられる時期・方位を探す方法がある。
凶方位へ行ってしまったら?
恐怖で予定や生活を壊さず、移動の目的、体調、契約、交通など現実を確認する。方位は過去を責める材料やなく、次の計画を丁寧にする材料として使う。
方位の境界上に目的地があります
地図の地点と方位角を確認し、可能なら境界から内側の候補を選ぶ。流派の方位区分も確認する。
まとめ|吉方位は「凶を外してから、共通の吉を探す」
吉方位は、本命星・月命星、年盤・月盤・日盤を重ねて調べる。順番は、出発地から方位を取り、五黄殺・暗剣殺・破、命殺を先に外し、残った九星と自分の五行関係を見る。
本命一白・月命三碧の例では、2026年盤で南・北・西・東を除外し、両方へ吉関係となる四緑木星が回る北東が年盤候補として残る。そこから月盤と移動条件を確認して、初めて実行候補になる。
方位名だけを拾わず、判定の途中を記録してな。自分で候補を説明できることが、吉方位を安全に楽しむ第一歩やで。