命術・卜術・相術とは?使う情報と向いている相談を比較
命術・卜術・相術の意味を、使う情報、時間軸、結果の変わり方、向いている質問から比較。同じ恋愛・仕事・転機の悩みでも、占術によって何を見るのかが分かります。
占いを選ぶ時、名前だけで比べるとよう分からん。けど、命術・卜術・相術の三つへ分けると、使う情報も得意な問いもすっきり見える。
命術は生まれ持った傾向や長い流れ、卜術は今の状況や選択、相術は手や名前など形に表れる特徴を見る入口や。三つは競争相手やなく、知りたいことによって使い分ける仲間なんよ。
この記事では、三分類を覚えるだけでなく、悩みに合わせて次の一手を選べるように整理するで。
この記事で分かること
- 命術・卜術・相術が見るものの違い
- 同じ恋愛や仕事でも問いを分ける方法
- 複数の占術を無理なく組み合わせる考え方
命術・卜術・相術は、占い方を整理する三つの呼び名
四柱推命、タロット、手相は、どれも占いの名前や。でも、使う材料も、答えを出す仕組みも同じやない。
そこで、占い方の特徴から大きく分ける時に使われるのが、命術・卜術・相術という言葉なんよ。「命占」「卜占」「相占」と呼ばれることもあるで。
まずは、三つを一行ずつで押さえよか。
- 命術:生まれた時の情報などから、その人の性質や長い運気を読む
- 卜術:質問した時に現れたカードや卦などから、今の状況や近い動きを読む
- 相術:手、顔、名前、住まいなどの形や状態から、今表れている傾向を読む

この三分類は、現代日本で占いを整理する時によく使われる。研究資料でも、現代日本の占いを「命学的な占い」「卜学的な占い」「相学的な占い」「その他」に整理した例があるで。
ただしな、三つの箱は、国が決めた資格区分でも、すべての流派が同じように使う絶対の規則でもない。占術によっては、命と卜の両方に近い技法を持っていたり、資料によって分類が違ったりする。
せやから「この占術はどの箱か」を暗記するより、何を材料にして、どの時間の、どんな問いを読むのかを理解するほうが大事なんよ。

三つの名前は、占いを片づけるための棚や。棚の名前より、中に何が入ってるかを見な。
比べる時は「五つの違い」を見たらええ
命術・卜術・相術の違いは、代表的な占術名だけ並べても、なかなか頭に入らへん。次の五つで比べると分かりやすいで。
| 比較するところ | 命術 | 卜術 | 相術 |
|---|---|---|---|
| 使う情報 | 生年月日、出生時刻、出生地、名前から出す数など | 質問した時に引いたカード、出た卦、くじなど | 手、顔、名前、家、部屋などの形や状態 |
| 見る時間 | 生まれ持った傾向、人生の流れ、年や月の運気 | 今の状況、近い未来、目の前の選択 | 現在表れている状態と、そこから考えられる傾向 |
| 結果の土台 | 同じ出生情報なら、命式などの土台は基本的に同じ | 質問する時や状況が変われば、出るものも変わりうる | 手や環境など、形が変化すれば読みも変わりうる |
| 質問の形 | 「私はどんな人?」「長い流れは?」 | 「今どうなってる?」「次にどう動く?」 | 「今の形に何が出てる?」「どこを整える?」 |
| 代表例 | 四柱推命、西洋占星術、算命学、数秘術 | タロット、易、ルーン、おみくじ | 手相、人相、姓名判断、家相、風水 |
ここで大事なのは、三つを「詳しい順」や「当たる順」に並べんことや。見ている場所が違うんよ。
地図、天気予報、鏡を比べて、「どれが一番正しい?」とは言わへんやろ。遠くまで進む道を考えるなら地図、今日の動きを考えるなら天気予報、今の姿を見るなら鏡。それぞれ役割がある。
命術・卜術・相術も、そんなふうに考えたらええで。
命術とは|変わりにくい情報から、その人の土台を読む
命術の「命」は、その人が生まれ持ったものや、人生の大きな流れを読むという意味で使われる。主に生年月日、出生時刻、出生地など、生まれた時点の情報を用いるで。
四柱推命なら、年・月・日・時を干支へ置き換えて命式を作る。西洋占星術なら、生まれた瞬間と場所からホロスコープを作る。数秘術なら、生年月日や名前を数字へ置き換える。使う仕組みは違っても、個人の基本情報から読み解きの土台を作るところが共通してるんよ。
命術が得意なのは「点」より「線」
命術で見やすいのは、性格、才能、考え方の癖、相性、人生のテーマ、運気の周期などや。
今日だけの気分を当てるというより、「昔から、なぜか同じ場面で頑張りすぎる」「仕事では人を支える役になりやすい」「数年単位で、動きやすい時と整えたい時がある」といった、長い線を見ていく。
たとえば、仕事の悩みなら、命術にはこんな聞き方が合うで。
- 私は、どんな役割で力を出しやすい?
- 一人で進める仕事と、人と組む仕事のどちらが合いやすい?
- 今後数年を見た時、学び、準備、挑戦をどう配分する?
- 責任を背負いすぎる時、どんな癖が出ている?
反対に、「今日、上司へ話すべき?」「今届いた二つの求人、どちらへ応募する?」という目の前の選択は、命術だけで細かく切るより、現実の条件を整理したり、卜術で今の状況を見たりするほうが質問に合いやすい。
同じ命式でも、読み手や流派で解釈は変わる
「生年月日が同じなら、どこで見ても一字一句同じ結果になるん?」というと、そうとは限らへんで。
命式やホロスコープの土台が同じでも、どの要素を重く見るか、どんな言葉へ置き換えるかは、流派、計算条件、読み手で違うことがある。出生時刻の扱い、暦の切り替え、旧暦・新暦、真太陽時などが関わる占術もあるんよ。
命術が「毎回同じ答えを返す自動販売機」やと思うと、結果の違いに戸惑う。土台は変わりにくい。でも、その土台から何を読み取り、今の生活へどう結びつけるかには幅がある。そう理解しとくとええで。
命術に入る代表的な占術
占いババでは、次の占術を主に命術の入口として扱うで。
- 四柱推命:干支暦と命式から、性質、才能、五行、時期などを読む
- 九星気学:九星から性質、相性、運気を読み、方位にも用いる
- 六星占術:運命星などから性格や運気の周期を見る
- 算命学:生年月日の干支から、本質、才能、環境との関わりを読む
- 西洋占星術:生まれた瞬間の天体配置から、性質や人生の分野を読む
- 紫微斗数:命盤の十二宮と星から、人生の各分野を読む
- 数秘術:生年月日や名前から数字を出し、性質やテーマを読む
- 宿曜占星術:生年月日から宿を出し、本質や関係性を見る
九星気学は方位、数秘術は名前、宿曜占星術は相性など、それぞれ得意な入口もある。「命術やから全部同じ」やなく、何を詳しく見たいかで、その先を選んでな。
卜術とは|その時に現れたものから、今の問いを読む
卜術の「卜」は、占うという意味を持つ字や。タロットカードを引く、易で卦を立てる、ルーンを引く、おみくじを引く。質問した時に現れたものを読み解くのが、卜術の大きな特徴やね。
使うのは、生まれた時から変わらない情報やなく、今この時に出たものや。せやから、状況、質問、タイミングが変われば、出る結果も変わりうる。
卜術が得意なのは「今、どうなってる?」
卜術は、動いている状況や、目の前の選択を考えるのに向いてるで。
- 相手との今の距離感を、どう受け止める?
- 連絡するなら、どんな点に気をつける?
- AとBを比べる時、見落としていることは?
- この計画を進める前に、整えたいものは?
- 今の私が、いちばん大切にしたいことは?
ここで「必ず成功する?」「絶対に復縁できる?」と結論だけを求めると、結果へ振り回されやすい。卜術の良さは、未来を一行で確定することより、今の状況にある力、迷い、見落としを言葉にできるところや。
「どうなる?」に加えて、「私は何を見直せる?」と聞く。そうすると、カードや卦の言葉を、自分の行動へ戻しやすくなるで。
卜術は、質問の作り方で読みやすさが変わる
「私の人生、どうですか?」では、範囲が広すぎる。何を読めばええか、焦点がぼやけるんよ。
卜術へ聞く時は、次の四つを整理してみ。
- 誰について聞くのか
- どの出来事について聞くのか
- いつ頃までを考えたいのか
- 結果を知ったあと、自分は何を選びたいのか
たとえば、「あの人との未来は?」より、「連絡が減った今、私はこの関係で何を確かめたらええ?」のほうが、答えを使いやすい。「転職は成功する?」より、「この求人へ応募する前に、確認しておきたい条件は?」のほうが、現実の行動につながるで。

同じ質問を何度も占うと、答え探しに変わってしまう
気に入らんカードが出た。もう一回引く。次も不安やから、別の占い師へ聞く。これを繰り返すと、今の状況を見るための占いが、「欲しい答えが出るまで探す作業」になってしまう。
一度占ったら、まず結果から一つ行動を選ぶ。連絡を一晩待つ、条件を書き出す、相手の言葉を直接確かめる。それをやって状況が動いた時に、必要なら次の問いを作ったらええ。
卜術は、決められへん自分を責める道具やない。迷いを一回、机の上へ出して見る道具なんよ。
卜術に入る代表的な占術
- タロット:カードの象徴と並び方から、今の状況や選択を読む
- 易:立てた卦から、物事の状態や変化を読む
- ルーン:引いた文字の象徴から、今の問いを読む
- おみくじ:その時に引いたくじの言葉を受け取る
占いババのサイトでは、まずタロットを中心に、カードの意味、スプレッド、質問の作り方を増やしていくで。
相術とは|形に表れた「今」を読み、整え方を考える
相術の「相」は、外に表れた形や姿を見るという意味で使われる。手の線、顔の特徴、名前の文字、家や部屋の状態など、目に見えるものを材料にする占いがここへ入るで。
生まれ持った形もあれば、暮らしや年月で変化する部分もある。せやから相術は、固定された運命を言い渡すより、今の自分や環境に何が表れているかを見るものとして使うと分かりやすい。
相術が得意なのは「今、どんな状態が表れてる?」
相術へは、こんな問いが合いやすいで。
- 今の手相には、どんな頑張り方が表れてる?
- 手の左右で、どんな違いが見える?
- 名前を見る時、どの文字と画数を使っている?
- 住まいの中で、使いにくくなっている場所はどこ?
- 今の環境を整えるなら、最初に何を変える?
「線が悪いから不幸になる」と怖がるより、「今は疲れや力の使い方が、こう表れてるんやな」と読む。部屋なら、使ってへん物を片づける。手相なら、少し時間を置いて変化を比べる。相術は、現実の工夫へつなげやすいところが魅力なんよ。
手相|線だけでなく、手全体を見る
手相というと、生命線、感情線、知能線が有名やね。でも実際には、線の長さだけやなく、濃さ、向き、丘と呼ばれるふくらみ、手の形など、複数の要素を見ていく。
同じ線があるから、二人がまったく同じ人生になるわけやない。一本の線を見つけて「終わった」と決めるより、手全体のバランスと、今の暮らしを一緒に見てな。
姓名判断|使う字体と数え方を確かめる
姓名判断は、名字と名前の文字、画数などを用いる相術や。ここで気をつけたいのが、旧字体と新字体、部首の数え方など、流派によって計算方法が異なることや。
同じ名前を入れたのに結果が違う時は、「どちらが嘘か」と急がんでええ。使った字体、画数の数え方、五格などの計算方法を確認する。姓名判断は、結果だけでなく、計算条件もセットで見るんよ。
人相・家相・風水|形を、日常の整え方へ戻す
人相は顔立ちや表情などを見る。家相や風水は、家の形、方角、物の配置などを扱う。これらも、怖い印を探すためだけに使うもんやないで。
表情が固くなっているなら、疲れや緊張を見直す。部屋が動きにくいなら、よく通る場所から片づける。相術の言葉を、睡眠、掃除、収納、照明、姿勢といった現実の暮らしへ戻すと、できることが見えてくるんよ。
同じ悩みでも、三つの占術で答える場所が違う
ここが、いちばん大事なところや。同じ「恋愛」「仕事」「引っ越し」でも、三つの占術は同じ答えを出そうとしてへん。
恋愛の悩みを比べる
命術で見ること
二人の性質、愛情の示し方、距離感、長く付き合う時に噛み合いやすいところ、すれ違いやすいところを見る。
質問例は、「私は恋愛で何を我慢しやすい?」「二人が長く関わる時、どんな違いを理解したらええ?」や。
卜術で見ること
連絡が減った今の関係、自分の迷い、相手とのやり取りで気をつけたいこと、近い動きを考える。
質問例は、「今、連絡する前に確かめたいことは?」「この関係で私が見落としているものは?」や。
相術で見ること
手相や表情、名前などから、今の恋愛傾向や状態を読む。手の変化を、自分の生活や考え方と一緒に振り返る。
相性を見たいのに、自分一人の手相だけで相手の本音まで断定するのは、問いと材料が噛み合ってへん。何の情報から、誰の何を見ているかを確かめてな。
仕事の悩みを比べる
命術は、強み、役割、働き方、長い運気を見る。「自分が力を出しやすい環境は?」という問いに向く。
卜術は、今ある選択肢、面接前の迷い、職場での次の動きを見る。「二つの求人を比べる時、何を優先する?」という問いに向く。
相術は、手や顔、働く空間など、今の状態を見る。「机の周りで、集中を妨げているものは?」と、現実に整える入口を作れる。
適職を一語で当ててもらうより、命術で強みを知り、求人票や収入、勤務時間、経験と照らし合わせる。そのうえで卜術を使うなら、見落としている条件を考える。こう分けると、占いが現実の判断を邪魔せえへんで。
引っ越しの悩みを比べる
命術では、長い運気の流れや、自分が動きやすい時期を考える。
卜術では、今ある物件や契約について、何を確かめたいか整理する。
相術では、家相や風水などから、住まいの形や使い方を見る。
さらに方位学では、時期と方向を扱う。ここは三分類をまたいで考えられる分野やね。
でもな、災害リスク、家賃、通勤、契約条件、周辺環境を占いより後ろへ置いたらあかん。安全と生活条件を確認したうえで、候補を考える参考に使ってな。

三分類へ、きれいに入らない占術もある
「三つに分ける」と聞くと、すべての占術に一枚ずつ名札を貼りたくなる。でも、実際は境目があるで。
九星気学は、命術と方位の両方で使われる
九星気学は、生年月日から本命星などを出し、性質や運気を見る点では命術や。一方で、年盤・月盤・日盤などを用いて方位や時期も見る。
せやから「九星気学は命術。それ以外では使わない」と言い切ると、実際の使われ方を狭くしてしまうんよ。
姓名判断は、資料や考え方で説明が変わることがある
名前という形を見るため、姓名判断は相術として紹介されることが多い。一方で、数理の扱いや他の命術との組み合わせから、別の説明をされる場合もある。
大事なのは、分類争いに勝つことやない。どの字体を使い、何を計算し、結果から何を読んだかが分かることや。
方位学は、時期と方向を扱う専門の入口
方位学は、暦、九星、方角、移動の時期などが関わる。資料によっては選吉を卜の領域に置くこともあるで。
占いババでは、読者が「いつ、どの方向へ動く?」から探しやすいよう、方位学を独立した学びの入口として扱う。
帝王学は、単独の占術名として扱わない
帝王学は、人を導く立場の考え方、組織、判断、リーダーシップなどを含む広い言葉や。占術と組み合わせて語られることはあるけど、命術・卜術・相術の一つとして固定すると、内容を誤解しやすい。
このサイトでは、帝王学そのものの考え方と、占術との関係を分けて説明していくで。
よくある誤解を、ここでほどいとこか
命術なら、一生の出来事が全部決まっている?
命術は、生まれた時の情報から傾向や時期を読む。でも、職業、住む場所、人との出会い、経験、本人の選択まで、生年月日だけで一字一句決まると考えんでええ。
命術の結果は、人生の台本というより、使いやすい力や繰り返しやすいテーマを見る地図として受け取ってな。
卜術は、毎回違うから信用できない?
卜術は、その時の状況と問いを読む。時間が経ち、状況が動き、質問が変われば、出るものが変わることはあるで。
それを「前と違うから失敗」と見るより、前回から何が変わったかを確かめる。ただし、同じ問いを立て続けに占って答えを選ぶ使い方は、混乱のもとや。
相術で悪い線や形があれば、もう変えられない?
相術は、今の形や状態を見る。手、表情、部屋など、暮らしの中で変化するものも多い。悪い印を見つけて怖がるより、休む、整える、相談するなど、今できることへ戻してな。
一つの占術で、何でも見られる?
一つの占術でも、幅広い相談へ使われることはある。けど、得意な時間軸と材料はあるで。
四柱推命で今日の相手の本音を断定したり、タロット一回で一生の適職を決めたり、手相だけで他人の意思を決めたりするより、問いと材料が合っているかを見るほうが大切や。
別の占術で反対の結果が出たら、四つに分けて整理する
命術では「人と関わる仕事に向く」と言われたのに、タロットでは「一人で考える時間が必要」と出た。手相では「自分の道を進む力が強い」と言われた。こんなふうに結果が並ぶと、「結局どれが正しいん?」と思うよな。
でも、それぞれが別の時間と材料を見ているなら、反対に見える言葉が同時に成り立つこともあるで。
まず、次の四つへ分けてみ。
1.誰の、何を見た結果か
自分の生まれ持った性質を見たのか、特定の相手との関係を見たのか、今の職場での状態を見たのか。主語が違えば、答えも変わる。
「人と関わる力がある」と「今の相手とは距離を取ったほうがええ」は、同じ話やないんよ。
2.どの時間を見た結果か
命術で見る長い傾向と、卜術で見る今の状況は分けて読む。人と関わる力を持っていても、今は疲れて休む時かもしれへん。慎重な性質を持っていても、今の場面では早めの返事が必要かもしれない。
「いつの話か」を添えるだけで、矛盾がほどけることは多いで。
3.事実と解釈を分ける
命式に何の星が出た、タロットで何のカードが出た、手にどんな線がある。ここまでは、読みの材料や。その材料を「社交的」「独立心が強い」「今は休む時」と言葉へ変えたところには、読み手の解釈が入る。
結果を比べる時は、出たものと、そこから語られた意味を分けてメモするとええ。同じ材料でも、別の表現なら自分に腑に落ちる場合があるんよ。
4.現実で確かめられることへ戻す
最後は、今の生活へ戻る。
「人と関わる仕事に向く」と言われたなら、実際に楽しかった役割を三つ書く。「一人の時間が必要」と出たなら、今週どれくらい休めているか確かめる。「環境を変える」と言われたなら、転職を決める前に勤務条件と生活費を整理する。
占い同士を戦わせて一つの勝者を決めるより、どの言葉が、どの場面を説明しているかを見る。そうしたら、結果の違いは混乱やなく、あんたを見る角度の違いになるで。
相談文を「長い傾向・今の状況・見える状態」へ分ける練習
占いへ持っていく相談は、最初からきれいにまとまってへんのが普通や。「仕事もしんどいし、家でも落ち着かんし、この先どうしたらええか分からん」。それでええんよ。
そこから、三つの質問へ切り分けてみ。
私は仕事で、どんな役割を背負いやすい?
これは、長い傾向を見る命術の問いになる。
今の職場で、続けるか動くかを考える前に、何を確認する?
これは、今の状況を見る卜術の問いになる。
家で休めるように、まずどこを整える?
これは、見える環境へ戻す相術の問いになる。
一つの大きな悩みを、三人の占い師へ丸ごと投げる必要はない。問いを切り分けた時点で、自分が困っている場所も見えてくるからな。
そして、三つ全部を占わんでもええ。今いちばん動かしたい場所を一つ選ぶ。性質を知りたいのか、今日の迷いを整理したいのか、暮らしを整えたいのか。それが決まれば、最初に使う占術も決まるで。
結果を見る前に、質問を一行にしてみ
占術を選ぶ時は、質問を一行で書いてみるとええで。
- 悩みを一言で書く
- 自分についてか、相手との関係かを分ける
- 長い傾向か、今の状況かを決める
- 知ったあとに自分ができる行動を一つ考える
- その問いに合う命術・卜術・相術を選ぶ
例を出すで。
「転職が不安」
これを、「自分の強みを知って、求人選びの軸を作りたい」に変えたら命術。「応募中の二社を比べる時、確認したい条件を整理したい」なら卜術。「家で仕事に集中できる環境を整えたい」なら相術や。
「復縁したい」
「二人が同じところですれ違う理由を知りたい」なら命術。「今、連絡する前に自分が確かめることは?」なら卜術。「自分の表情や暮らしに出ている疲れを整えたい」なら相術へつながる。
占いの答えを良くする魔法の質問やないで。自分が何に迷っているかを、自分で見つけるための一行なんよ。
組み合わせるなら、順番を決める
命術・卜術・相術は、どれか一つしか使ったらあかんわけやない。組み合わせるなら、役割と順番を決めると混乱しにくいで。
おすすめは、この順番や。
- 命術で土台を見る:性質、強み、長い流れを知る
- 卜術で今の問いを見る:目の前の状況と次の一手を整理する
- 相術で暮らしへ戻す:手や環境など、今見えるものを整える
たとえば、転職を考えるなら、命術で自分の働き方を知る。次に求人票、収入、勤務時間、経験を整理する。そのうえで卜術を使い、今見落としている条件を考える。最後に、応募書類を書く机や生活リズムを整える。
占いだけで決めてへんやろ。でも、占いを使って、自分の考えを細かくできてる。これが、三つを組み合わせる意味なんよ。
占いへ委ねない判断も、分けておく
医療、薬、法律、契約、投資、借金、税金などは、占いの得意分野やない。病気の診断や治療は医療機関、法律問題は弁護士などの専門家、お金の制度や契約は公的窓口や資格を持つ専門家へ確認してな。
暴力、脅し、つきまとい、自傷のおそれなど、今の安全に関わる時も同じや。相性やカードの結果より先に、緊急窓口や支援先へつながることが必要やで。
占いを楽しむことと、現実の専門家へ相談することは、どちらか一つを選ぶ話やない。役割を分けたらええんよ。
よくある質問
命術・卜術・相術は、誰が決めた分類ですか?
東アジアの術数や五術に関わる考え方を背景に、現代の占いを整理する枠組みとして広く使われているで。ただし、すべての占術を同じ基準で分類する公的な規則ではない。この記事では、現代日本で一般的に見られる使い方をもとに説明してるんよ。
「卜術」は、どう読みますか?
「ぼくじゅつ」と読むで。「卜」は、占うという意味を持つ字や。タロット、易、ルーン、おみくじなど、その時に現れたものを読む占いが代表的やね。
西洋占星術は命術ですか?
出生日時と出生地からホロスコープを作り、生まれ持った性質や人生の分野を読む西洋占星術は、一般に命術として整理されるで。一方、質問した時刻の図を使うホラリー占星術のように、卜術として扱われる技法もある。占星術という名前だけで一箱に決めず、何の時刻を使うかを見てな。
九星気学は命術ですか、方位術ですか?
生年月日から本命星などを出して性質や運気を見る点では命術や。年盤・月盤・日盤などから方位を見る使い方もある。占いババでは、九星気学の基礎と方位学をそれぞれ学べるように分けて案内するで。
タロットで生まれ持った性格は見られませんか?
自分を象徴するカードを通して性格を考える使い方はできる。ただ、出生情報から変わりにくい土台を出す命術とは仕組みが違うで。長い性質を知りたいのか、今の自分に表れているテーマを知りたいのか、質問を分けてみ。
手相は右手と左手で結果が違いますか?
左右をどう読むかは流派や考え方で違う。利き手、現在、先天的な傾向などへ意味を割り当てる例があるで。一方だけで断定せず、どの読み方を採用しているか説明を確認してな。
三つのうち、いちばん当たるのはどれですか?
見るものが違うから、種類だけで一位は決められへん。性質と長い流れなら命術、今の状況と選択なら卜術、形に表れた状態なら相術。自分の問いと合っているものを選ぶことが、いちばん大事や。
三つの違いが分かれば、占いの言葉に迷いにくなる
命術は、生年月日などから、自分の土台と長い流れを見る。
卜術は、その時に現れたものから、今の状況と次の一手を見る。
相術は、手、顔、名前、住まいなどの形から、今表れている状態を見る。
この三つは、未来を当てる力の順位やない。占いが使う道具と、答えられる質問を整理する言葉や。

気になる占術が見つかったら、「何を使う占いか」「どの時間を見るか」「どんな問いが合うか」の三つを確かめてみ。それだけで、結果の受け取り方も変わるで。

三つの名前を覚えたら終わりやないで。次は、今のあんたの問いに合う占術を一つ、のぞいてみ。
自分に合う無料診断から、占いを試してみる
どの占術から見ればええか迷う人へ、公式LINEで会員限定の無料診断と読みものの案内を届けています。気になるところから、自分のことを確かめてみてな。