10天体別|2026年下半期の動き|西洋占星術で見る、星々のテーマと逆行
太陽・月から冥王星まで、西洋占星術の10天体が2026年下半期にどのサインでどう動くか、逆行時期も含めてまとめて解説します。
「木星が獅子座に入ったらしい」「土星も海王星も逆行中って聞いた」。そういう話は耳に入ってくるけど、結局どの星がどこにいて、何をしてるんか分からんまま終わってへんか。
星座別の占いは「あなたはこうなる」を教えてくれる。でも、その手前にある「そもそも今、空で何が起きてるのか」を並べて見せてくれる記事は少ない。
この記事では、太陽から冥王星までの10天体を一つずつ、2026年下半期の居場所・動き・意識するとよいことの順で見ていく。日付は全部日本時間や。読み終わったら、どのニュースが自分に関係あるのか、自分で選べるようになるで。
先に結論|今期は「1つが前へ、5つが見直しへ」
2026年下半期の10天体は、役割がはっきり二つに分かれています。
前へ進む代表は木星です。6月30日に獅子座へ入り、下半期のあいだ獅子座に滞在します。自己表現や創造性を広げる位置に、拡大を担当する天体が座っている状態が続きます。火星も下半期は逆行がなく、蟹座→獅子座→乙女座と止まらずに進みます。
一方で、見直し側に回る天体が多いのが今期の特徴です。水星が2回、金星が1回、土星・天王星・海王星・冥王星がそれぞれ逆行の期間を持ちます。特に10月24日から11月14日までは、水星・金星・土星・天王星・海王星の5天体が同時に逆行する期間になります。
つまり下半期は、新しいことを外へ出す力と、すでに始めたことを組み直す力が、同時に働きやすい半年ということです。どちらかが正解ではなく、どの天体を見るかで役割が違うだけやで。
この記事で分かること
- 10天体それぞれが2026年下半期にどのサインにいるか
- 逆行する天体と、その具体的な期間(全部日本時間)
- 8月13日の日食と8月28日の月食が特別に扱われる理由
- 「速い天体」「遅い天体」の違いと、どちらを自分の予定に使うか
- 逆行が重なる時期に、今日からできる具体的な向き合い方
読む前に|「速い天体」と「遅い天体」の違い
10天体は、動く速さで性格が変わります。ここを押さえておくと、あとの一覧が一気に読みやすくなります。
速い天体は、太陽・月・水星・金星・火星の5つ。 太陽は約1か月で1サインを移動し、月は約2日半で次のサインへ移ります。水星と金星もおおむね数週間から数か月で移動します。つまりこの5天体は、「今週の気分」「今月のテーマ」といった、日々の体感に近い時間の流れを担当します。予定帳に書ける速さです。
遅い天体は、木星・土星・天王星・海王星・冥王星の5つ。 木星は1サインに約1年、土星は約2年半、天王星は約7年、海王星は約14年、冥王星は約20年滞在します。こちらは「今年から数年の背景」を作ります。1日単位では何も感じませんが、あとから振り返ると生活の枠組みが変わっている、という時間の流れです。
ここで一つ、専門用語を日常語へ言い換えておきます。「逆行」は、地球から見て天体が空を後戻りしているように見える期間のこと。 天体が本当に後ろへ進んでいるわけではなく、地球と相手の天体の速さの差で、見かけ上そう見えるだけです。星読みでは、この期間を「そのテーマを外へ広げるより、内側で見直す時間」として読みます。悪い時期という意味ではありません。
そして**「サイン」は星座のこと。** 「木星が獅子座入り」は、「拡大を担当する木星が、自己表現を担当する獅子座のエリアに移った」という意味になります。

太陽|8月、主役の光が獅子座を通る
居場所と動き:7月23日に獅子座、8月23日に乙女座、9月23日に天秤座、10月23日に蠍座、11月22日に射手座、12月22日に山羊座へ入ります。約1か月ごとに移動し、下半期で6サインを通過します。
太陽は自分らしさ、意志、人生の目標を担当します。太陽が通っているサインは、その時期の社会全体のテーマにもなります。
今期の見どころ:下半期でいちばん濃いのは7月23日から8月22日の獅子座シーズンです。この期間、獅子座にはすでに木星が滞在しています。さらに8月13日には獅子座で日食が起きました。自己表現を担当する獅子座に、太陽・木星・新月(日食)が集まったわけで、下半期のなかでも「自分を打ち出す」テーマが最も強く出た1か月だったと言えます。
意識するとよいこと:太陽は毎年同じ時期に同じサインを通ります。自分の誕生日の前後は、太陽が生まれた時の位置へ戻ってくる時期。1年の目標を立て直すのに向いています。9月以降なら、乙女座シーズンは整える、天秤座シーズンは人と調整する、蠍座シーズンは一つを深めるといった具合に、月替わりのテーマとして使いやすいで。
月|感情の天気を映す、いちばん身近な天体
居場所と動き:月は約2日半で1サインを移動し、約29.5日で12サインを一巡します。下半期のあいだも、毎月すべてのサインを通ります。新月と満月は、それぞれ月に1回ずつ訪れます。
月は感情、安心、無意識の反応、生活の習慣を担当します。10天体でいちばん動きが速く、いちばん身近な天体です。
今期の見どころ:下半期でとりわけ注目されたのが8月の2回です。8月13日午前2時36分に獅子座で新月が起き、これが皆既日食を伴いました。その約2週間後、8月28日の午後1時台に魚座で満月が起き、こちらは部分月食になります。「日食を伴う新月」と「月食を伴う満月」が2週間おきに対で並ぶ形です。
なお、8月28日の月食を「水瓶座」と書いている情報を見かけますが、この日の満月は魚座で起きます。太陽が乙女座にいて、その反対側の魚座に月が来るタイミングやからな。
意識するとよいこと:新月は始めたいことを書き出す、満月は手放すものを決める、という区切りとして使いやすいです。8月28日の魚座満月は、8月13日の獅子座新月で動き出したことの「途中確認」の位置にあたります。あの頃に始めたことを一度見返してみると、続けるか形を変えるかの判断がしやすくなります。
水星|考えごとを、二度立ち止まって見直す半年
居場所と動き:水星は下半期に2回逆行します。1回目は6月30日から7月24日まで、蟹座を中心とした範囲。2回目は10月24日から11月14日まで、蠍座を中心とした範囲です。それ以外の期間は順行で、太陽の近くを行き来しながら移動します。
水星は思考、言葉、学習、伝達、移動、契約を担当します。
今期の見どころ:下半期の始まりと終盤に、それぞれ逆行が入る形です。7月上旬は蟹座での逆行なので、身近な人や家族とのやり取り、住まいに関する話が対象になりやすい。10月下旬からの蠍座での逆行は、深いところまで踏み込む話、お金や共有するもの、言いにくかった本音が対象になりやすいと読みます。
意識するとよいこと:水星逆行中に契約してはいけない、というルールはありません。ただ、この期間は文面の確認と認識のすり合わせに時間がかかりやすいので、最終決定を逆行明けに置き、逆行中は下書きと確認に使うという順番にしておくと動きやすくなります。10月24日から11月14日が2回目やから、大事な取り決めがあるなら11月中旬以降に本決定を寄せるのも一案やで。
金星|人とお金の関係を、じっくり結び直す秋
居場所と動き:10月3日に蠍座で逆行を始め、天秤座のあたりまで戻ったあと、11月14日に順行へ戻ります。逆行の期間は約6週間で、水星の2回目の逆行(10月24日〜11月14日)と大きく重なります。
金星は好み、喜び、愛情の受け取り方、人との調和、お金の価値観を担当します。
今期の見どころ:金星の逆行は約1年半に1回しか起きず、水星ほど頻繁ではありません。今回はそれが蠍座から天秤座にかけて起きます。蠍座は深く一つに関わるサイン、天秤座は相手との釣り合いを取るサイン。関係の距離感と、そこにかけているお金や時間を、両方の角度から見返す配置になっています。
意識するとよいこと:この時期は、関係を急いで決着させるより、今の距離感が自分にとって心地よいかを確かめるのに向いています。過去の相手から連絡が来る、昔好きだったものへ興味が戻る、といった話が語られやすい時期でもありますが、それが良いか悪いかは決まっていません。戻ってきたものを、今の自分の基準でもう一度選び直すと考えるとええ。大きな買い物や契約は、11月14日以降に見比べる余裕を作っておくのが無難です。
火星|止まらず前へ進む、行動力の半年
居場所と動き:下半期の火星は逆行しません。6月29日に双子座へ入り、8月11日に蟹座、9月28日に獅子座、11月26日に乙女座へと移動していきます。
火星は行動、欲求、主張、競争、切り開く力を担当します。
今期の見どころ:9月28日から11月25日まで、火星は獅子座にいます。この期間、獅子座には木星も滞在しています。拡大の木星と行動の火星が同じサインに並ぶわけで、下半期のなかで「動けば広がりやすい」時期として読める配置です。逆行天体が5つ重なる10月下旬とちょうど重なるのが面白いところで、見直しの流れの真ん中に、動く力だけは前を向いているという構図になります。
意識するとよいこと:火星が逆行しないぶん、勢いだけで押し切ってしまいやすい半年でもあります。特に獅子座を通る秋は、自分の主張が通ることが増えやすい一方で、周りの確認を飛ばしがちになります。動く前に一言確認を入れるだけで、あとの手戻りが減ります。11月26日以降は乙女座に入るので、細かい詰めに力を使いやすくなるで。
木星|自己表現と挑戦への追い風
居場所と動き:6月30日午後2時53分に蟹座から獅子座へ移動し、下半期のあいだ獅子座に滞在します。12月13日から逆行に入ります(順行へ戻るのは2027年4月)。獅子座を出るのは2027年7月ごろです。
木星は拡大、成長、意味づけ、信頼、寛容を担当します。約1年で1サインを移動するので、その年のテーマを示す天体として重視されます。
今期の見どころ:木星が入った獅子座は、自己表現、創造性、誇りを担当するサインです。しかも獅子座を支配するのは太陽、つまり「自分らしさ」そのものを担当する天体です。ここに拡大の木星が入ったということで、下半期は個人の個性を打ち出す流れが強まりやすいと読まれています。
意識するとよいこと:木星は「置いておけば良いことが起きる天体」ではなく、関わった領域を広げる天体です。だから、獅子座の追い風を使いたいなら、まず何かを外へ出す必要があります。作りかけのものを人に見せる、やりたいと思っていたことを一度口に出す、名前を出して発信してみる。遠慮を一段だけ外すのが、この配置のいちばん素直な使い方や。12月13日からは逆行に入るので、年末は広げるより自分の表現を練り直す時間になります。
土星|新しい一歩の土台を試す時期
居場所と動き:2026年2月14日に牡羊座へ入り、下半期も牡羊座に滞在します。逆行の期間は7月27日から12月11日まで。約4か月半という長い逆行です。
土星は責任、境界、規律、時間をかけて形にする力を担当します。
今期の見どころ:牡羊座はゼロから始めるサイン、土星は時間をかけて形にする天体です。この組み合わせは、「新しく始めたことに、続ける仕組みがあるかを確かめる」配置として読めます。下半期の大半が逆行なので、その確認作業が内向きに進みやすい時期です。
意識するとよいこと:土星の逆行中は、進みが遅く感じたり、同じところを何度も見直す形になりやすい。ここで「向いてないのかも」と結論を出す前に、土台の確認そのものが今の作業だと考えると気が楽になります。スケジュールを詰めるより、一つの手順を確実に回せるところまで削るほうが、この時期は前へ進みます。12月11日に順行へ戻ってからのほうが、外向きに進めやすくなるで。
天王星|変化をいったん自分の中で咀嚼する
居場所と動き:2026年4月26日に牡牛座から双子座へ移動し、下半期は双子座に滞在します。9月11日から逆行に入り、順行へ戻るのは2027年2月8日です。
天王星は自由、刷新、独自性、技術革新を担当します。1サインに約7年滞在します。
今期の見どころ:双子座は情報、言葉、コミュニケーション、学びを担当するサインです。ここに刷新の天王星が入ったことで、情報や通信の分野の変化が語られやすくなっています。9月11日からの逆行は、その変化を外へ広げるより、内側で扱い方を決める時間として読めます。
意識するとよいこと:新しい道具や情報のやり取りの仕組みを、いきなり全部入れ替えるのではなく、小さく試してから決める。天王星逆行中は、この順番のほうが落ち着いて進みやすいです。入ってくる情報を全部拾おうとせず、使う情報を選ぶ側に回るのがこの時期の使い方や。
海王星|理想と行動をすり合わせる時期
居場所と動き:2026年1月27日に魚座から牡羊座へ移動し、下半期は牡羊座に滞在します。逆行の期間は7月7日から12月13日まで。こちらも約5か月の長い逆行です。
海王星は想像、共感、理想、境界を溶かす力を担当します。1サインに約14年滞在するので、時代の空気を作る天体として扱われます。
今期の見どころ:海王星が牡羊座に入ったのは約165年ぶりです。理想を担当する海王星と、ゼロから始める牡羊座の組み合わせで、「思い描いたことを自分の手で形にする」流れが語られています。下半期はその大半が逆行なので、理想の輪郭を確かめ直す時間になりやすい。
意識するとよいこと:海王星は境界を曖昧にする天体なので、逆行中は「やりたいことが分かっているのに手が動かない」という状態になりやすいと言われます。そういう時は、理想を一段だけ具体化するのが効きます。「いつか自分の仕事を持ちたい」なら、今週できる一件を書き出す。輪郭がぼやけている時に必要なのは大きな決断ではなく、小さな一件のほうやで。
冥王星|根っこの変容が、ひと区切りへ
居場所と動き:水瓶座に長期滞在中で、2044年ごろまで動きません。2026年は5月7日から10月16日まで逆行し、下半期のうちに順行へ戻ります。
冥王星は極端な集中、破壊と再生、根本的な変容を担当します。1サインに約20年滞在します。
今期の見どころ:10月16日に冥王星が順行へ戻ることで、下半期の後半は「4天体同時逆行」から「3天体」へ数が一つ減ります。9月11日に天王星が逆行に入ってから10月16日までが、土星・天王星・海王星・冥王星の遅い4天体が同時に逆行している期間です。
意識するとよいこと:冥王星は日単位で体感できる天体ではありません。ただ、水瓶座は個人と社会のつながり方を担当するサインです。ここ数年で自分の立ち位置や人付き合いの形が大きく変わった人は、その変化がひと区切りにさしかかっていると読めます。変わってしまった自分を、元に戻そうとせずそのまま認める。それが冥王星の使い方として一番現実的や。
早見表|10天体の2026年下半期
| 天体 | 下半期の居場所 | 逆行の期間(日本時間) |
|---|---|---|
| 太陽 | 獅子座→乙女座→天秤座→蠍座→射手座→山羊座 | 逆行しない |
| 月 | 約2日半ごとに全サインを巡る | 逆行しない |
| 水星 | 蟹座〜射手座を行き来 | 6/30〜7/24/10/24〜11/14 |
| 金星 | 天秤座〜蠍座を行き来 | 10/3〜11/14 |
| 火星 | 双子座→蟹座(8/11)→獅子座(9/28)→乙女座(11/26) | 下半期はなし |
| 木星 | 獅子座(6/30入り) | 12/13〜(2027年4月まで) |
| 土星 | 牡羊座 | 7/27〜12/11 |
| 天王星 | 双子座 | 9/11〜(2027年2月8日まで) |
| 海王星 | 牡羊座 | 7/7〜12/13 |
| 冥王星 | 水瓶座 | 5/7〜10/16 |
逆行が重なる時期を数えると、9月11日から10月16日までが遅い4天体、10月24日から11月14日までが5天体(水星・金星・土星・天王星・海王星)です。

天体が重なる瞬間|8月の日食と月食が特別に扱われる理由
日食と月食は、新月と満月の特別な形です。ここだけは天体の位置ではなく、重なり方の話になります。
新月は、太陽と月が同じサインの同じ場所で重なる瞬間。 その重なりが精密になると、月が太陽を隠して日食になります。満月は、太陽と月がちょうど向かい合う瞬間。 こちらの並びが精密になると、地球の影が月を覆って月食になります。
2026年下半期の該当日は次の2つです。
| 日付(日本時間) | 現象 | サイン |
|---|---|---|
| 8月13日 2時36分 | 新月・皆既日食 | 獅子座(月・太陽ともに獅子座) |
| 8月28日 13時台 | 満月・部分月食 | 魚座(月は魚座、太陽は乙女座) |
星読みで日食・月食が重視されるのは、普段より節目としての意味が強く読まれるからです。日食を伴う新月は「これまでの流れが一度切れて、新しい線が引かれる」、月食を伴う満月は「積み上げてきたものが表に出て、いったん決着する」といった読み方をされます。
今回の面白いところは、この2つが約2週間の間隔で対になっていることです。8月13日は獅子座、そこには木星もいて太陽もいた。8月28日はその斜め向かい、魚座での月食です。獅子座で打ち出したことが、2週間後に「これで続けられるか」と別の角度から確かめられる形になっています。
もう8月13日は過ぎましたが、あの頃に始めたこと、宣言したこと、やめたことがあれば、8月28日の月食は振り返るのにちょうどええタイミングやで。何も心当たりがない人は、無理に探さんでええ。全員の生活に大きな出来事が起きるわけではありません。
一つの例で追う|獅子座の太陽と、動いている天体の関係
シリーズを通して同じ例で追います。7月23日から8月22日生まれ、太陽星座が獅子座の人を例にします。ここまで見てきた10天体を、この人の視点で並べ直してみます。
| 天体 | この人から見た今期の位置関係 |
|---|---|
| 太陽 | 自分のサイン(獅子座)を8月22日まで通過。年に一度の起点 |
| 木星 | 自分のサインに滞在中。拡大の追い風が直接かかる位置 |
| 火星 | 9月28日から自分のサインへ。動く力が加わる |
| 日食 | 8月13日に自分のサインで起きた。区切りとして強く出やすい |
| 土星・海王星 | 牡羊座で逆行中。獅子座と同じ火のグループで、離れた位置から関わる |
| 天王星 | 双子座で逆行中。獅子座から見て、情報や身近な人の話として関わる |
| 水星・金星 | 10月〜11月に蠍座・天秤座で逆行。仕事や関係の詰めに関わる |
| 冥王星 | 水瓶座で10月16日まで逆行。獅子座の向かい側にあたる位置 |
この並べ方をすると、獅子座の人の下半期は**「7月から9月は打ち出す時期、10月から11月は組み直す時期」**という二段構えとして読めます。木星と太陽と日食が重なった夏に何かを出し、火星が獅子座に来る秋に動かし、逆行が重なる10月下旬から11月中旬に形を整える。この順番なら、逆行ラッシュも邪魔ではなく工程の一つになります。
自分の太陽星座に置き換える手順は簡単や。まず自分のサインを確認して、上の早見表で「自分のサインに天体がいるか」を見る。いなければ、逆行している天体の期間だけ手帳に書き写す。それだけで、今期の予定の組み方が変わります。

10個ぜんぶ覚えんでええ。自分のサインにいる天体と、逆行してる天体の日付。この2つだけ拾ったら、あとは生活の話やで。
逆行中の天体とどう付き合うか
逆行が5つ重なると聞くと、何も進められない気がしてきます。でも、逆行は動きが止まることではありません。向き合い方には共通の型があります。
- 逆行している天体の担当を確認する。 水星なら言葉と書類、金星なら好みとお金、土星なら仕組みと責任、天王星なら情報と新しい方法、海王星なら理想と方向性。逆行しているのは天体の「担当分野」であって、あなたの人生全体ではありません。
- その分野で、すでに始めていることを一つ書き出す。 逆行は新しく始めるより、始めたものを見直すのに向いた期間です。まだ何もない分野は、この期間に無理に着手しなくてかまいません。
- 見直しの作業を、具体的な一件に落とす。 「水星逆行だから気をつける」では動けません。「先月出した見積書の数字をもう一度確認する」「昔書いた企画書を読み直す」まで具体化します。
- 決定の日を、逆行明けに置く。 水星は11月14日、金星も11月14日、土星は12月11日、海王星は12月13日。この日付を手帳に書いて、大きな決定をそのあとへ寄せます。無理に前倒しせず、確認に使える時間が増えたと考えるほうが現実的です。
- 逆行していない天体を使う。 下半期は火星が逆行しません。木星も12月12日までは順行です。見直す分野と、動かす分野を分けておけば、半年ぜんぶ足止めということにはなりません。
10月24日から11月14日の5天体同時逆行は、下半期でいちばん密度が高い時期です。この3週間は、新しい約束を増やすより、抱えているものを一つずつ確認するほうが体力が持ちます。逆に言えば、放置していたことに手をつける言い訳ができる時期でもあるで。
よくあるつまずき
逆行が多すぎて、何もできない気がしてしまう
数だけ見ると不安になりますが、遅い天体の逆行は毎年決まって起きます。土星は毎年約4か月半、海王星と天王星も毎年約5か月逆行します。つまり1年のうち3分の1以上は、遅い天体のどれかが逆行しているのが普通の状態です。今期が特別に悪いわけではありません。
数えるべきは逆行の本数ではなく、自分の生活に関係する分野がそこに入っているかどうか。関係のない天体の逆行は、気にしなくても生活は回ります。
8月28日の月食のサインを間違えて覚えてしまう
この日の満月は魚座で起きます。水瓶座と書いている情報も見かけますが、太陽が乙女座にいる時期の満月は、その向かい側の魚座に来ます。日付とサインを合わせて確認しておくと、他の記事を読む時にも判断できます。
「木星が獅子座だから獅子座の人だけ幸運」と読んでしまう
木星は獅子座のエリアにいますが、影響を受けるのは獅子座生まれの人だけではありません。誰の出生図にも獅子座の部分があり、そこがどの生活領域を担当するかで表れ方が変わります。太陽星座だけで読む場合も、「獅子座に木星がいる=自己表現を広げる流れが社会全体にある」と受け取るほうが実用的です。
天体の位置だけ覚えて、日付を書き写さない
「土星が牡羊座で逆行」と覚えても、行動は変わりません。7月27日から12月11日という日付を手帳へ移すと、11月に大きな決断を持ってこない、という具体的な判断ができます。位置は理解のため、日付は行動のためやで。
よくある質問
逆行中は、何をしても失敗するのですか?
いいえ。逆行は見かけの動きが後戻りしている期間で、失敗が決まる期間ではありません。星読みでは「そのテーマを内側で見直す時間」と読みます。水星逆行中に契約や引っ越しをした人はいくらでもいますし、それで問題が起きなかった人も同じくらいいます。確認の手間が増えやすい期間だと思って、余裕を持って進めるのが実用的な扱い方です。
太陽と月以外は、逆行しない天体はありますか?
太陽と月は逆行しません。地球から見た動きの仕組み上、この2天体だけは常に順行です。それ以外の8天体は、どれも周期的に逆行します。2026年下半期に限れば、火星が逆行しない期間にあたります。
木星が獅子座に入ったら、獅子座の人には必ず良いことが起きますか?
「必ず」は言えません。木星は関わった領域を広げる天体で、良いことを自動で運ぶ天体ではありません。何かを外へ出していれば広がりやすい配置ですが、動かなければ何も広がらないこともあります。獅子座の人にとっては約12年ぶりの木星の巡りにあたるので、挑戦の後押しとして使うのが向いています。
「留」という言葉を見かけました。何ですか?
天体が順行から逆行へ、または逆行から順行へ切り替わる直前に、見かけ上ほとんど動かなくなる状態を「留(りゅう)」と呼びます。逆行の開始日と終了日の前後がそれにあたります。この数日は方向が定まらない感じになりやすいと読む流派があります。難しく考えず、「切り替わりの日付の前後は無理に決めない」で十分です。
遅い天体の位置は、同世代なら全員同じでは?
出生図で見る場合は、そのとおり同世代で同じサインになりやすいです。だから遅い天体は、サインだけで個人差を読みません。この記事で扱っているのは出生図ではなく「今空を動いている天体」なので、こちらは全員に共通する背景として読みます。
8月13日の日食は日本で見られましたか?
この日食が皆既として見えたのはヨーロッパ方面で、日本時間では未明の時間帯にあたります。星読みで日食を扱う時は、肉眼で見えたかどうかとは別に、天体の並びとして意味を読みます。見えなかったから関係ない、ということにはなりません。
まとめ|天体の動きは、今日を決める材料になる
2026年下半期の10天体を、もう一度短くまとめておきます。
- 前へ出る天体:木星が獅子座で自己表現を広げ、火星は逆行せず蟹座から獅子座、乙女座へ進む。
- 見直しに回る天体:水星が2回(6/30〜7/24、10/24〜11/14)、金星が1回(10/3〜11/14)、土星(7/27〜12/11)、天王星(9/11〜)、海王星(7/7〜12/13)、冥王星(〜10/16)。
- 節目になる日:8月13日の獅子座日食と、8月28日の魚座月食。この2つが約2週間の間隔で対になる。
10天体を全部覚える必要はありません。今日やることは2つだけ。自分の太陽星座に天体がいるかを早見表で確認する。逆行の終わる日付を手帳に書き写す。 それだけで、「なんとなく落ち着かない秋」が「確認に使う秋」に変わります。
星の動きは、当たるか外れるかを競う材料ではなく、自分の予定をどう組むかの材料や。空の話を、自分の一週間の話に変えられたら、それでこの記事の役目は果たせたで。
天体それぞれの一般的な意味をもっと詳しく知りたい人は、10天体の基礎解説から読んでみてください。担当が分かると、逆行の読み方も自分で組み立てられるようになります。
シリーズの総論では、今期の天体の重なりを一枚の時系列でまとめています。