占術を知る。学ぶ 西洋占星術

西洋占星術で読む2026年下半期|木星の獅子座入り・逆行ラッシュ・8月の日食で何が変わるか

2026年下半期に起きる木星の獅子座入り、土星・海王星の逆行、天王星の逆行入り、8月の日食と月食を時系列でまとめ、太陽星座だけで自分ごとにできるところまで解説します。

木星・土星・海王星・天王星が動く2026年下半期の星の地図を掲げる占いババのイラスト

2026年の下半期は、星の動きが普段より混み合う半年や。6月30日に木星が獅子座へ移り、7月に海王星と土星が逆行を始め、9月11日には天王星まで逆行に入る。そこへ8月の日食と月食が重なる。この記事では、7月から12月までに何が起きるかを日付順に並べ、自分の太陽星座から見てどの動きが自分に近いのかまで、一枚の地図にして渡すで。

2026年下半期は、遅い星が「戻って確かめる」半年

先に結論を言うと、2026年下半期の星まわりは二つの流れで説明できる。

一つは、木星が6月30日に蟹座から獅子座へ移ったこと。広がる方向が「守る・安心する」から「表す・見せる」へ切り替わった。もう一つは、土星・海王星・天王星・冥王星という遅い天体が、そろって逆行する時期に入ること。9月11日から10月16日までは、この4つが同時に逆行する。10月24日から11月14日には水星と金星も加わり、5つの天体が同時に逆行する期間になる。

つまり下半期は、「新しい方向に広げる木星」と「戻って確かめる遅い天体」が同時に働く。前へ出る力と、見直す力が両方かかる半年やということや。どちらか一方だけを選ぶ必要はない。表に出す準備は進めながら、いったん決めたことを組み直す時間も取れる、と読むのが実際に近い。

この記事の日付は、すべて日本時間で書いてある。天体がサインを移る時刻や逆行に入る時刻は、国や時差の基準によって前後の日付がずれることがあるからや。

この記事で分かること

  • 2026年7月から12月まで、天体がいつどう動くのかの時系列
  • 木星の獅子座入り、土星・海王星・天王星の逆行が、それぞれ何を意味するのか
  • 逆行が最も重なる時期がいつで、その期間をどう扱えばいいのか
  • 自分の太陽星座から見て、下半期の主役がどの位置にいるのかの調べ方

太陽星座だけでも大丈夫|この記事の読み方

西洋占星術の記事を読もうとして、「出生時刻が分からないから無理」と諦めたことはないか。この記事は、太陽星座、つまり誕生日で決まるいつもの「何座」だけ分かれば最後まで読めるように作ってある。

理由は、この記事が扱うのが個人の細かい配置ではなく、空全体の動きやからや。木星が獅子座に入るのは、誰の空でも同じ。土星が牡羊座で逆行するのも、誰の空でも同じ。違うのは、その動きが自分の出生図のどこに当たるか。そこを正確に見るには出生時刻と出生地が必要になるけれど、「自分の太陽星座から見て、その天体は近いのか遠いのか」までなら、誕生日だけで分かる。

自分の太陽星座が分からへん人、境界日付近の生まれで自信がない人は、まず期間一覧を確認してな。

誕生日から太陽星座を確認する(12星座の期間一覧つき)

ここで一つ、正直に置いておく。太陽星座だけで読む方法は、西洋占星術のなかでは簡略版や。 本来は、出生時刻から出したアセンダント(生まれた瞬間に東の地平線にあったサイン)を起点にして、天体が人生のどの領域を通っているかを読む。太陽星座を起点にする読み方は、その簡略版として使われる。だから「当たらなかった」より先に、「もっと細かく見る方法がまだある」と考えてほしい。

自分の出生図まで作ってみたい人は、こっちで手順を追える。

ホロスコープの作り方|出生時刻・出生地の調べ方と入力手順

用語は最初に日常語で言い換えてから使う。

  • サイン移動:天体が牡羊座から牡牛座へ、といったふうに、空の12区画のうち隣の区画へ入ること。担当する場所が変わる、と考えたらええ。
  • 逆行:地球から見て、天体が空を後戻りするように見える期間。実際に星が逆走してるわけやない。地球と相手の天体の速度差で、追い抜くときに見え方が反転するだけや。占星術では「その天体のテーマを、進めるより戻って確かめる時期」として読む。
  • 順行:逆行が終わって、また前へ進んで見える状態に戻ること。

2026年下半期の天体イベント年表|7月から12月まで

まず全体を渡す。下半期に起きる主なサイン移動、逆行の開始と終了、新月と満月を月別に並べた表や。ここだけ保存しておけば、記事の残りは全部この表の解説になる。

2026年7月から12月までの天体のサイン移動と逆行開始日を縦のタイムラインで並べた年表の図解

主な星の動き新月・満月
7月6/30に木星が獅子座入り・水星が蟹座で逆行開始/7/7 海王星が牡羊座で逆行開始/7/23 太陽が獅子座入り/7/24 水星順行/7/27 土星が牡羊座で逆行開始7/14 蟹座の新月/7/29 水瓶座の満月
8月8/10 水星が獅子座入り/8/11 火星が蟹座入り/8/23 太陽が乙女座入り/8/25 水星が乙女座入り8/13 獅子座の新月・皆既日食/8/28 魚座の満月・部分月食
9月9/10 金星が蠍座入り/9/11 水星が天秤座入り・天王星が双子座で逆行開始/9/23 太陽が天秤座入り/9/28 火星が獅子座入り/9/30 水星が蠍座入り9/11 乙女座の新月/9/27 牡羊座の満月
10月10/3 金星が蠍座で逆行開始/10/16 冥王星が順行へ/10/23 太陽が蠍座入り/10/24 水星が蠍座で逆行開始/10/25 金星が逆行で天秤座へ戻る10/11 天秤座の新月/10/26 牡牛座の満月
11月11/14 水星と金星が同日に順行へ/11/22 太陽が射手座入り/11/26 火星が乙女座入り11/9 蠍座の新月/11/24 双子座の満月
12月12/4 金星が蠍座入り/12/6 水星が射手座入り/12/11 土星が順行へ/12/13 海王星が順行へ・木星が獅子座で逆行開始/12/22 太陽が山羊座入り12/9 射手座の新月/12/24 蟹座の満月

火星は2026年に逆行しない。下半期は双子座から蟹座(8月11日)、獅子座(9月28日)、乙女座(11月26日)へと順調に進む。行動力を担当する天体が素直に前進する年やということや。

表を眺めて気づいてほしいのは、7月と12月に予定が集中していること。7月は逆行が三つ始まり、12月は逆行が二つ終わって一つ始まる。真ん中の8月から11月は、始まった逆行が続いたまま、日食・月食と金星・水星の逆行が乗ってくる。下半期は「7月に切り替わり、12月にまた切り替わる」形をしている。

木星が獅子座へ|6月30日、広げ方のテーマが変わる

木星は約12年で12サインを一周し、一つのサインに約1年滞在する天体や。拡大、発展、成長、機会を担当する。動きが1年単位やから、「その年のムードを作る星」として重く見られる。

2026年6月30日、木星は蟹座から獅子座へ移った。次に獅子座を出るのは2027年7月26日ごろやから、下半期はずっと木星が獅子座にいる。

蟹座の木星が広げていたのは、居場所、家庭、身近な人との安心やった。2025年の後半から2026年前半にかけて、住まいを整えたり、家族や近い人との関係に手をかけたりする流れが強かったのはここに対応する。

獅子座は火のサインで、三区分では不動宮。中心にある動詞は**「表す」「創る」「輝かせる」や。支配星は太陽で、自分らしさそのものを担当する。だから木星が獅子座に入ると、広がる方向が「守って安心する」から「自分を出して見せる」へ切り替わる。**

具体的には、こういう形で出やすい。

  • 名前を出して発信する、作品を公開する、人前に立つといった行動が、以前より通りやすくなる
  • 匿名で薄く関わるより、「これは自分がやった」と言える形の仕事や活動が増える
  • 誰かの真似ではなく、自分の色をはっきり出したほうが評価されやすくなる
  • 一方で、目立つことへの緊張、比べられることの疲れも一緒に増えやすい

ここで気をつけたいのは、「木星が獅子座に入ったから運気が上がる」という読み方をしないこと。 木星は「増える」天体で、「良くなる」天体やない。獅子座の木星が増やすのは、自己表現の機会と、それにともなう責任や露出量や。表に出る準備がある人には風が吹くけれど、休みたい時期の人には「求められる量が増えてしんどい」と感じられることもある。どっちに出るかは、自分が今どの局面にいるかで変わる。

不動宮の獅子座は、一度決めた表現を長く育てるのが得意な区画や。だから下半期の木星は、思いつきを次々に増やすより、一つの表現に絞って続ける形のほうが効きやすい。

12月13日から木星は獅子座で逆行に入る(2027年4月まで)。年末は、それまでに広げた自己表現を、いったん自分の内側で確かめ直す時期になる。

土星と海王星が牡羊座で逆行する|7月と12月の間

下半期の逆行ラッシュの中心が、この二つや。土星と海王星は、2026年に魚座から牡羊座へ移り、下半期はどちらも牡羊座にいる。

  • 海王星:2026年1月27日に牡羊座入り。7月7日から12月13日まで逆行
  • 土星:2026年2月14日に牡羊座入り。7月27日から12月11日まで逆行

牡羊座は12サインの最初の区画で、火のサインの活動宮。「まず始める」「自分の意志で切り開く」を担当する。そこに、性質のかなり違う二つの天体が同居している。

土星は「形にする」担当

土星は約29年で12サインを一周し、一つのサインに約2年半いる。担当は、責任、時間、制限、そして続く形を作ること。厳しい星として語られがちやけど、実務的に言えば**「時間をかけて現実の形にする」担当**や。

牡羊座の土星は、「自分で始めたことに、責任と継続を持たせる」課題を出す。勢いだけで走り出したものに、期限、手順、名義、約束といった枠を求めてくる。

その土星が7月27日から逆行に入る。占星術では、土星の逆行を「作った枠組みを、もう一度点検する時期」として読む。下半期に起きやすいのは、こういうことや。

  • 春に始めたことの段取りが甘く、途中でやり直しが必要になる
  • 引き受けた責任の範囲が曖昧やったところが、はっきり問題として出てくる
  • 「自分がやると決めたのに続いていない」ことに気づき、組み直す機会が来る

土星の逆行は罰やない。まだ直せる段階で、弱いところを見せてくれる期間と考えたらええ。12月11日に順行へ戻ったら、点検して直した枠組みで、また前へ進める。

海王星は「境界をやわらげる」担当

海王星は約165年で12サインを一周する。一つのサインに約14年いるから、個人の運勢より時代の空気を作る天体や。担当は、夢、理想、共感、想像、そして境界のあいまいさ。

海王星は2012年から2026年1月まで魚座にいた。魚座は海王星が本来の力を出しやすい場所で、共感や想像が社会全体に広がる時期やった。そこから牡羊座へ移ると、「感じていた理想を、自分の名前で始める」方向へ動く。 夢を漂わせておく段階から、最初の一歩を出す段階へ、ということや。

海王星は7月7日から12月13日まで逆行する。海王星の逆行は、動きが遅いぶん劇的な出来事としては現れにくい。読み方としては、**「ぼんやりしていた理想の輪郭が、いったん見え直す時期」**になる。

  • 憧れで始めたことについて、「本当に自分がやりたいのはどこまでか」が問われる
  • 期待していたイメージと現実の差に気づきやすい
  • 曖昧にしていた約束や役割の線を、引き直す必要が出てくる

土星と海王星が同じ牡羊座にいるという配置は珍しい。理想を担当する海王星と、形にする土星が、同じ「始める」区画で並んでいる。**理想を語るだけでは進まず、形だけ作っても続かない。**その両方を突き合わせる半年、と読むのが自然や。

木星・土星・天王星・海王星・冥王星が2026年下半期にどのサインに滞在しているかを円形のホロスコープ配置図で示した図解

逆行中に「動いてはいけない」わけではない

逆行を「何をしても失敗する期間」と読むのは、行き過ぎや。土星と海王星は下半期の半分近く逆行しているから、そう読んだら半年ほぼ全部が禁止期間になってしまう。それは実用的な読み方やない。

向いているのは、新規で立ち上げるより、すでにあるものを見直す、直す、磨く方向の行動や。始めることが禁じられるわけやない。始めるなら、後で組み直す余地を残しておく。それだけのことや。

遅い天体の逆行は、日付で切り替わらない

土星が7月27日に逆行を始めたからといって、その日から急に何かが起きるわけやない。土星や海王星は動きが遅いから、影響は前後数週間かけてなだらかに変わる。「27日に何もなかったから外れた」と判断せず、7月から8月にかけての流れとして見るのが正しい扱い方や。

天王星が双子座で逆行に入る|9月11日から

天王星は約84年で12サインを一周し、一つのサインに約7年いる。担当は、変革、自由、技術革新、そして既存の枠を壊して作り直すこと。

天王星は2026年4月26日に牡牛座から双子座へ移った。牡牛座にいた約7年間で扱われたのは、お金、物、身体、価値の置き方といった「実体のあるもの」の変革やった。移動先の双子座は風のサインの柔軟宮で、情報、言葉、学び、移動、身近なやりとりを担当する。

天王星双子座期に予想されるのは、情報の扱い方そのものが変わっていくことや。情報量、伝わる速さ、何を本物と見なすかの基準、学び方や働き方の前提。すでに動いている変化が、さらに加速する方向にある。2032年ごろまで続く長い流れやから、下半期だけで結論は出ない。

その天王星が、入ったばかりの双子座で9月11日から逆行に入る(2027年2月8日まで)。ここが下半期の見どころの一つや。

新しいサインに入った天体が、そのサインで初めて逆行するとき、占星術では「入った先で一度立ち止まり、前のサインとの間で調整する動き」として読む。天王星は今回、逆行しても牡牛座へは戻らず双子座に留まるけれど、双子座で始めた変化を、いったん巻き戻して確かめる時期という読み方になる。

生活の場面に置き換えると、こういう形になりやすい。

  • 春から夏に取り入れた新しいツールや働き方が、そのままでは合わないと分かる
  • 情報を集める仕組みを作りすぎて、絞り直す必要が出てくる
  • 学び始めたことについて、続ける形を変える判断が必要になる

天王星の逆行は「変化が止まる」のとは違う。変化の方向を修正するために、いったん後ろへ確認しに行く動きや。9月から年明けまで、新しく始めたことの取捨選択が起きやすい、と見ておいたらええ。

8月、獅子座の日食と魚座の月食が対になった

下半期でいちばん分かりやすい節目が、8月に二週間おきで来た日食と月食や。

  • 8月13日2時36分(日本時間)/世界時8月12日:獅子座で新月・皆既日食
  • 8月28日13時18分(日本時間):魚座で満月・部分月食

先に基本を押さえよう。新月は太陽と月が同じ位置に重なるタイミング、満月は正反対に向かい合うタイミングや。そのうち、太陽・月・地球がほぼ一直線に並んで太陽や月が欠けて見えるのが日食と月食。日食は新月が強まった形、月食は満月が強まった形と考えたらええ。

占星術では、日食と月食を「区切りの合図」として読む。新月は始まりのタイミング、満月は結果が見える・手放すタイミング。それが食になると、その働きが強めに出る節目として扱われる。

今回の並びの意味はこうや。

8月13日の日食は獅子座で起きた。 獅子座は「自分を表す」区画で、6月30日に木星が入った先でもある。木星が獅子座に来て、その同じ獅子座で日食が起きた。自己表現のテーマに、区切りと始まりの合図が重なった形になる。

8月28日の月食は魚座で起きた。 魚座は獅子座から見ると離れた位置にあるけれど、この月食の太陽は乙女座にある。乙女座と魚座は向かい合う一組で、「細部を整えること」と「全体を感じること」の両端を持つ。実務で片づけることと、感覚で受け止めること。その二つの折り合いをつける区切り、という読み方になる。

なお、8月12日の皆既日食が見られたのはグリーンランド、アイスランド、スペインなどで、日本では見えなかった。8月28日の部分月食も、見えるのは北アメリカ東部や中南米などで、日本からは見られない。見えたかどうかと、占星術での節目としての扱いは別や。占星術は太陽と月と地球の位置関係を見るので、自分の場所から観測できたかは条件に入らない。ここは混同しやすいところやから、押さえておいてな。

2026年8月13日の獅子座日食と8月28日の魚座月食が二週間おきに対になる位置関係を示した図解

日食・月食の節目は、その日一日で終わるものとして読まない。前後の数週間から、長めに見れば半年ほどのテーマの入口として扱われる。8月に「これは区切りやな」と感じたことがあったなら、その続きを下半期いっぱいかけて扱っている、と考えるほうが実際に合う。

水星逆行2回・金星逆行と、逆行が最も重なる時期

下半期には、動きの速い天体の逆行も入る。

  • 水星逆行①:6月30日〜7月24日(蟹座)
  • 水星逆行②:10月24日〜11月14日(蠍座)
  • 金星逆行:10月3日〜11月14日(蠍座で始まり、10月25日に天秤座へ戻る)

水星は情報、言葉、連絡、移動、契約書類を担当する。逆行中は、連絡の行き違い、予定変更、機器の不具合、過去の相手からの再連絡などが語られる。実務的には、確認と手直しに時間を多めに取っておく期間と考えるのが使いやすい。

金星の逆行は約18か月ごとにしか起きず、毎年あるものやない。金星は愛情、価値、美、お金の使い方を担当する。逆行中は、関係や価値観の「見直し」がテーマになる。10月3日に蠍座で逆行を始め、10月25日には天秤座まで戻る。蠍座は深く結ぶ区画、天秤座は対等に向き合う区画やから、深い関係と対等な関係、その両方を行き来しながら確かめる形になる。

そして、ここが下半期でいちばん重要な重なりや。逆行している天体の数を数えると、こうなる。

期間逆行している天体
7月7日〜7月24日海王星・水星・冥王星3
7月27日〜9月10日海王星・土星・冥王星3
9月11日〜10月2日海王星・土星・天王星・冥王星4
10月3日〜10月16日海王星・土星・天王星・冥王星・金星5
10月24日〜11月14日海王星・土星・天王星・金星・水星5
11月15日〜12月10日海王星・土星・天王星3

冥王星は5月7日から逆行していて、10月16日に順行へ戻る。だから9月11日から10月16日までは、土星・天王星・海王星・冥王星という遅い天体が4つそろって逆行する。 そして10月24日から11月14日は、そこへ金星と水星が加わって5天体が同時に逆行する、下半期で最も逆行が密な期間になる。

この時期をどう扱うか。「何もするな」ではない。遅い天体の逆行は数か月単位で続くから、避けて通ることはできへん。実際に使える読み方はこうや。

  • 10月下旬から11月半ばは、新しく大きく立ち上げるより、進めてきたものを整える配分にする
  • 契約や大きな買い物の予定があるなら、確認の手間を一段増やす。急がされる話は特に確かめる
  • 過去に保留にしたこと、途中で止めたことを再開する時期としては向いている
  • 11月14日に水星と金星が同日に順行へ戻る。ここが動きの切り替わり目になる

お金や契約の判断そのものは、星の配置ではなく条件と自分の状況で決めるもんや。ババは占い師で、金融や法律の専門家ではない。大きな判断をするときは、必要な相談先へ当たってな。逆行は「判断を丁寧にする合図」として使うのがちょうどいい。

一つの例で追う|太陽星座が獅子座の人の場合

ここまでの動きを、一人の例で最初から最後まで追ってみよう。太陽星座が獅子座(7月23日〜8月22日生まれ)の人を例にする。獅子座を選んだのは、木星が入った先であり、8月13日の日食が起きた場所でもあって、下半期の動きが最も具体的に出るからや。

確認項目太陽獅子座の場合読者が自分へ置き換える欄
自分の太陽星座獅子座(火のサイン・不動宮)____
木星(獅子座)との位置関係同じサイン。0度で重なる____
土星・海王星(牡羊座)との位置関係120度。同じ火のサイン同士で流れやすい____
天王星(双子座)との位置関係60度。助け合う関係____
冥王星(水瓶座)との位置関係180度。向かい合う関係____
8月13日の日食自分のサインで起きた____
下半期の中心テーマ自分の表現を、責任を持って形にする____

これを一本の文章にすると、こうなる。

木星が自分のサインに入ったから、下半期は**「自分を表に出す」方向に風が吹きやすい。** 名前を出す仕事、人前に立つ役割、作品を公開する機会が増えやすい。ただし増えるのは機会と露出で、楽になるとは限らへん。

牡羊座の土星と海王星は、獅子座から見て120度。同じ火のサイン同士やから、力の通り方が近い。表現したい理想(海王星)と、それを形にする責任(土星)が、自分の表現とつながりやすい配置や。ただし7月から12月は両方逆行しているから、通りやすいのは「新規で立ち上げる」より「始めたことを組み直す」方向になる。

双子座の天王星は60度で、情報や学びの面から助けが入る位置。9月11日から逆行に入るので、夏に取り入れた新しい方法を秋に選び直す形になりやすい。

水瓶座の冥王星は180度で向かい合う。獅子座と水瓶座は、「自分の表現」と「仲間や社会の仕組み」という一組や。**自分の色を出しながら、それを他人が使える形へ渡していく。**そこが下半期の宿題になる。

8月13日の日食が自分のサインで起きたということは、そこが区切りの入口やった。8月前後に始めたこと、区切りをつけたことがあるなら、それが下半期のテーマ本体やと見ていい。

自分の太陽星座で同じ表を埋めるには、サイン同士の角度が分かればいい。目安はこうや。

自分の太陽星座獅子座の木星との関係牡羊座の土星・海王星との関係双子座の天王星との関係
牡羊座120度・流れる0度・重なる60度・助け合う
牡牛座90度・ぶつかる主要な角度なし主要な角度なし
双子座60度・助け合う60度・助け合う0度・重なる
蟹座主要な角度なし90度・ぶつかる主要な角度なし
獅子座0度・重なる120度・流れる60度・助け合う
乙女座主要な角度なし主要な角度なし90度・ぶつかる
天秤座60度・助け合う180度・向かい合う120度・流れる
蠍座90度・ぶつかる主要な角度なし主要な角度なし
射手座120度・流れる120度・流れる180度・向かい合う
山羊座主要な角度なし90度・ぶつかる主要な角度なし
水瓶座180度・向かい合う60度・助け合う120度・流れる
魚座主要な角度なし主要な角度なし90度・ぶつかる

この表は、サインを30度ずつの区画として数えた目安や。実際のアスペクトは度数で決まるから、正確に見るときは出生図で角度を測る必要がある。角度の意味をもっと詳しく知りたい人は、こっちで扱ってる。

アスペクトとは?0・60・90・120・180度の意味・オーブ・読み方

読者へ次の一歩を案内する占いババ

木星も土星も海王星も天王星も、みんな一斉に模様替えしよる半年や。全部覚えんでええ。まず自分の太陽星座を一つ決めて、そこから近い天体を一つだけ見てみ。それだけで、この半年の地図は自分のもんになるで。

下半期をどう過ごすか|今日からできる順番

情報が多い記事やから、動く順番を決めておく。

  1. 自分の太陽星座を確認する。境界日付近の生まれなら、期間一覧で確かめる
  2. 上の角度表で、獅子座(木星)・牡羊座(土星・海王星)・双子座(天王星)のうち、自分の太陽星座から見て0度・60度・120度で近い位置にあるものを一つ選ぶ
  3. その天体のテーマ(木星なら広げる、土星なら形にする、海王星なら理想、天王星なら情報と刷新)を、いま自分が抱えている課題に一つだけ当ててみる
  4. 年表の表から、自分に関係しそうな日付を三つだけ書き出す。10月24日から11月14日の逆行が重なる期間は、予定を詰めすぎないよう控えておく

四つ全部を一度にやらんでええ。1と2だけでも、下半期の星の話が「どこかの誰かの話」から「自分に関係する話」に変わる。

よくあるつまずき

「木星が獅子座だから獅子座の人だけ得をする」と考えてしまう

木星の獅子座入りは、空全体で起きていることや。獅子座生まれの人に木星が重なるのは事実やけど、他のサインの人にも、獅子座が担当する領域は自分の図の中に必ずある。 太陽星座を起点にした簡略版で言えば、獅子座は誰にとっても「自分を表す」区画の意味を持つ。得か損かではなく、「自己表現のテーマが、自分の場合はどこに出るか」で読んだほうが使える。

逆行の期間を全部「悪い時期」に塗ってしまう

下半期は逆行が多い。全部を悪い時期と数えると、7月から12月がほとんど動けない期間になってしまう。それは占星術の使い方として実用的やない。逆行は、進める方向と、戻って確かめる方向のうち、どっちが通りやすいかを示す目印や。動くこと自体が禁じられているわけではない。

日付ぴったりに何か起きると期待してしまう

土星、海王星、天王星は動きが遅い。逆行の開始日にはっきりした出来事が起きるとは限らへん。前後数週間かけて空気が変わっていく。「その日に何もなかったから外れた」と切らずに、月単位の流れとして見てな。

太陽星座だけの読み方を、完全版だと思ってしまう

この記事は太陽星座だけで読める設計にしてあるけど、それは簡略版や。同じ太陽獅子座でも、月やアセンダントのサインが違えば、実際の出方は変わる。「自分には合わなかった」と感じたら、それは占星術が外れたのではなく、まだ見ていない層があるということや。出生図まで進んだら、精度は一段上がる。

よくある質問

逆行が5つ重なる10月下旬から11月は、何もしないほうがいいですか

何もしない必要はない。向いているのは、新規の立ち上げより見直し、修正、再開、整える方向の行動や。この期間に完全に止まるのは現実的でないし、遅い天体の逆行は数か月続くから避けきれへん。予定を詰めすぎず、確認の手間を一段増やす。それで十分に対応できる。11月14日に水星と金星が同日に順行へ戻るから、そこを切り替わりの目印にしたらええ。

出生時刻が分からないのですが、この記事の内容は使えますか

使える。この記事が扱っているのは空全体の動きで、太陽星座から見た位置関係までなら誕生日だけで分かる。ただし太陽星座だけの読み方は簡略版や。出生時刻が分かればアセンダントが出て、天体が人生のどの領域を通っているかまで読める。母子手帳や出生届の控えに記録が残っていることが多いから、探してみる価値はある。

日食も月食も日本では見えなかったのに、影響があるのですか

占星術で日食・月食を扱うときに見ているのは、太陽と月と地球の位置関係や。自分の場所から観測できたかどうかは条件に入らへん。だから日本で見えなくても、節目としての扱いは変わらない。ここは天文学の「観測できる範囲」と、占星術の「配置の読み方」が別のものやからこそ起きる混同や。

木星が獅子座にいる約1年で、必ず良いことが起きますか

木星は「増える」天体で、「良くなる」天体ではない。獅子座の木星が増やすのは、自己表現の機会と、それにともなう露出や責任の量や。表に出したいものがある人には後押しになるけれど、休息が必要な時期の人には「求められる量が増えて疲れる」形で出ることもある。**増えた機会をどう使うかは自分で決められる。**そこが占星術を道具として使う部分や。

シリーズの続きでは何が分かりますか

この記事は総論として、下半期の時系列と全体像だけを扱っている。太陽星座ごとの詳しい読み方、天体ごとの深掘り、月別の流れ、逆行の過ごし方、実践の手順は、シリーズの続きで一つずつ扱う予定や。まずはこの記事の年表を保存しておいてな。

まとめ|2026年下半期を一言で

下半期の星まわりを一言にすると、**「表に出しながら、同時に組み直す半年」**や。

  1. 6月30日に木星が獅子座へ入り、広がる方向が「守る」から「表す」へ切り替わった。年末12月13日から逆行に入るまで、自己表現のテーマが動き続ける
  2. 7月から12月にかけて土星・海王星・天王星・冥王星が逆行する。9月11日から10月16日は遅い4天体が、10月24日から11月14日は金星と水星も加わって5天体が同時に逆行する。この時期は見直しと修正に配分する
  3. 8月13日の獅子座の日食と8月28日の魚座の月食が、下半期のテーマの入口になった。8月前後に区切りを感じたことがあれば、それが本題や

今日できる一歩は小さい。自分の太陽星座を一つ確認して、上の角度表で、獅子座・牡羊座・双子座のうちどこが自分に近いかを見るだけ。 それだけで、この半年の星の話が自分の話に変わる。

星は予定表を渡してくるだけや。何を書き込むかは自分が決める。それでええ。

太陽星座を確認したら、次は12星座それぞれが何を担当する区画なのかを押さえておくと、シリーズの続きが一気に読みやすくなる。四元素と三区分から、丸暗記せずに12サインを理解する方法をまとめてある。

12星座(12サイン)の意味と読み方|四元素と三区分から理解する